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花粉症は通常抗ヒスタミン薬が含まれている点眼薬や点鼻薬、内服薬を用いて治療を行っています。内服薬の場合、薬の成分によっても異なりますが、だいたい1日1回1錠を服用することになっており、花粉が飛散を開始する前に服用を開始することが多いです。

花粉症の症状緩和として花粉症は注射で改善されるということがあります。このような注射療法は、ヒスタミン注射やアレルゲン注射、ステロイド注射の3つがあります。それぞれ複数回注射を受ける必要があり、病院を受診しなくてはなりませんが、内服薬よりも即効性があり、注目されている治療法です。

ヒスタミン注射はヒスタグロビン注射とも言われます。ヒスタグロビンというのは、ヒスタミンに対する抗体のことを言います。対抗する抗体であるので、ヒスタミンを抑え込む作用があり、体内にアレルギーの反応が起きた場合、症状を緩和することができます。この治療の場合、アトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹、花粉症といったアレルギーに関する症状に適しており、ステロイドが使用できない、控えたいという人にも向いています。注射を打つ期間は、大人と子供では回数などが違い、1クールの期間は、大人の場合週に2回の注射を5週、子供は週に1回10週となっています。これを1クールとしますが、1クールだけでは効果が出にくいこともあるので、症状に応じて数クール行うこともあります。

アレルゲン注射は減感作療法の一つで、原因となるアレルギーの物質が含まれた注射液を、医師の判断のもと、反応を確かめながら行っていく方法です。アレルゲン注射は、最初は本当に少ない量から始め、徐々にその量を増やし体をアレルゲンに慣れさせていく目的で行われます。減感作療法は治療期間がとても大切で、3年以上続けないと効果が現れてきません。少量とはいえアレルゲンを体の中に入れるため、アナフィラキシーショックになる可能性もあり、しっかりと副作用について理解をしないといけないですし、週に1回の注射を半年ほど続け、その後徐々に濃度をあげていき、最終的に1か月に1回の投与となるので医療機関を複回数受診しなくてはならず、費用もかかるほか針の痛みを味わわなくてはならないデメリットもあります。減感作療法はこのほかに、舌の下に錠剤を含ませる舌下免疫療法もあります。

ステロイド注射は、1回打てば一定期間花粉症による効果が出て、しかも即効性があると言われているものです。複数回受診する必要がないので、病院に行くことが難しい人に注目されていますが、名前の通りステロイド注射は、ステロイドを体内に入れるため副作用が出ることが多く、医療機関で行われていないことがあります。ステロイドにも様々なものがありますが、使用されるのは持続性があり、体の中にたまって強力に作用するものであるので、1回打って治療を中止したいと言っても一定の期間は体の残っているので、その期間は副作用が続く可能性があります。そしてステロイド注射は、保険適用外となるので、自費で注射を受けなくてはならず費用がかさむことが多いです。

このように花粉症を治す手段は、内服薬などの他に注射による方法もあります。どの方法も医療機関を受診し副作用や体の様子を見ながら注射を行っていくので、ある程度の時間がないと続けていくのが難しい方法でもあります。治療期間も長くなることがあるので、根本的にアレルギー反応を軽減したい、といった人に向いています。花粉症の場合は1回なってしまうと、根治するのは難しいですし、アレルギーの反応の強さも毎年異なることが多いです。簡単に治るアレルギーではないので、自分のペースに合わせて治療を選択していくことが大切となります。